バンコク〜チェンマイ 寝台列車の子連れ体験レポート
こんにちは、ももです。タイ国鉄のブログをやっと更新します。今年のコムローイ祭りに合わせても旧型の快速列車(109号)であればまだ残席がありますのでぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
今回は子連れでタイの寝台列車を利用し、バンコク〜チェンマイ間を往復しました。行きは旧型の快速列車(109号)、帰りは新型寝台特急(9号)に乗車。それぞれの違いや子連れでのポイント、体験してわかった注意点などをまとめてご紹介します。
チケット予約方法についてはこちら
チケットの予約方法や手順については、以下の関連記事で詳しく紹介しています。

行き:バンコク → チェンマイ(列車番号109・快速)
- 列車番号:109(快速列車)
- 車両タイプ:旧型車両(109号車)
- 出発時間:バンコク駅 14:15
- 到着時間:チェンマイ駅 04:05(翌朝)
- 所要時間:約11時間50分
バンコク駅では出発の20分前から乗車可能で、ゲートで一人ずつQRコードをかざしてホームへ入ります。乗車後、車掌による車内チェックがあり、切符を提示。現地の人による社内販売もあり、夜でも活気がありました。
列車は年季が入っていてやや古さを感じますが、車内の清掃は行き届いており、タイらしいローカルな雰囲気が味わえます。
帰り:チェンマイ → バンコク(列車番号9・新型寝台特急)
- 列車番号:9(新型寝台特急)
- 車両タイプ:10号車(女性・子ども専用車両利用)
- 出発時間:チェンマイ駅 18:00
- 到着時間:バンコク駅 06:50(翌朝)
- 所要時間:約12時間50分
チェンマイ駅では改札がなく、そのまま車内に乗り込み、車掌によるチケット確認があります。今回は子ども・女性専用車両を選び、女性の車掌が担当。安心感があり、車内も静かで快適でした。
17時ごろに乗車し、18時半には車掌さんがベッドメイキングをしてくれます。
寝台列車の気温と乾燥対策
寝台列車は「寒い」と聞いていたので、防寒対策を考えていましたが、実際には 冷房は強くなく、寒さは感じませんでした。車内は快適で、寒さによる不快感はありませんでした。
ただし、 乾燥しているため、喉や肌の乾燥が気になることがありました。乾燥対策として マスクや保湿クリーム を使用することをお勧めします。さらに、喉を守るために 喉飴や水分補給 をこまめに行うと快適に過ごせます。
食堂車と車内サービス
新型寝台列車では食堂車があり、メニューは英語表記もありました。座席での車内販売での注文も可能で、タイの名物を楽しむことができます。旧型列車にも食堂車はありましたが、私は利用しませんでした。代わりに、ローカルの方による社内販売が活発で、様々な飲み物や軽食を購入することができます。
新型寝台列車で利用した際のメニュー表はこちら


実際に注文した食事はこちら
食事にはスープ、ペットボトルの水が付いてきました。ウエットティッシュもありました。

フレンチフライも注文しました。
子どもが注文した分は写真を撮り忘れてしまいました。

ドリンクもあり。

もちろん、タイティーもありました。40バーツ

合計金額は?
お弁当(190バーツ×2)
フレンチフライ(150バーツ)
合計3点で530バーツでした(現金でのみ支払い)
結構な量で食べきれず・・・
残った分は席に持ち帰りたいとお願いすれば、きれいにラップしてくれます。その写真も撮り忘れました。
フォークやスプーンは新しいものをくれました。
夜間の車内と防犯面
- 夜は完全には真っ暗にならず、常夜灯がついたままで子連れにも安心。
- 夜間は他の車両へ移動できない構造になっていて、防犯面でも安全。
- 途中駅で降りる乗客には、車掌さんが事前に車内を往復しながら駅名をアナウンスしてくれる丁寧な対応もありました。
寝台列車夜の様子
旧型列車(快速109号)

新型(特急9号)

防犯対策
寝台列車では荷物の管理が重要です。私たちは以下のような方法で、防犯対策を行いました。
- 旧型列車(快速109号) では、通路側に荷物を置くので、チェーンタイプのカギ を使って固定しました。
- 新型列車(特急9号) では、荷物は座席の下に置くことができ、足元に置くことでより安全でした。

旧型の快速列車(109号)は席の下に荷物を置くことができずに深夜が特に心配だったので、100円ショップで事前にチェーンロックを買って準備してきました。周りにはここまでやってる方は見かけませんでしたが念には念を入れて。
旧型・新型の違いを比較
項目 | 旧型(快速109号) | 新型(特急9号) |
---|---|---|
車内の雰囲気 | 地元の方も多い | 観光客が多く静か |
設備 | 古め・必要最低限 | 新しくて清潔・快適 |
ベッドの広さ | 変わらない・カーテンあり | 変わらない・カーテンあり |
食堂車 | あり(未利用) | あり(注文可能) |
ペットボトルの水 | なし | あり(備え付けのテーブルにサービスのペットボトル水あり) |
コンセント | あり | あり |
トイレ(どちらもティッシュあり) | 落ちるタイプ・・・線路が見える | 水洗 |
設備について
旧型(快速109号)
古いですが、コンセントもしっかりあるので助かります。


新型(特急9号)
名前の通り新しくきれいです。


ペットボトルの水
新型(特急9号)の座席には乗り込んだ際にはすでに無料のペットボトルの水がセットされています。


トイレの様子
※トイレの写真を載せていますので苦手な方はスルーしてください。
まずは、新型(特急9号)からご紹介
普通にきれいなお手洗いでした。

続いて、旧型(快速109号)のご紹介
事前に調べていて知ってはいましたが、線路が見えて思わず写真を撮らずにはいられませんでした。
窓が開いていてビュンビュンと外の風が入ってくる開放感を感じるお手洗いでした。

子連れでも安心だったポイント
- 女性専用車両で車掌も女性、トラブルの心配も少なく安心。
- 夜中でも明かりが消えないので、子どもが怖がることなく眠れた。
- ベッドメイキングや車内対応が丁寧で乗客への声かけもしっかりしていた。
まとめ
バンコク〜チェンマイ間の寝台列車は、単なる移動手段ではなく旅の一部として楽しめる体験でした。旧型列車はタイのローカルな雰囲気を、新型は快適な寝台旅を味わえます。
子連れ・女性でも安心して利用できる設備や対応が整っており、タイ旅行の思い出としてもとてもおすすめです。
※本記事は筆者の体験に基づいており、時刻やサービス内容は変更される可能性があります。最新情報は公式サイト等でご確認ください。


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